sara

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★2010年12月25日 追記・補足という形でこちらに関連記事がありますのでよろければご覧ください。★⇒http://sararuru17.blog80.fc2.com/blog-entry-987.html

前回の記事 「電磁吸着ブレーキ・ジャンパ連結器・双頭連結器」 に続いて、峠の歴史のことを少しだけ書きたいと思います。

国鉄最大の急勾配区間であった横川~軽井沢間・・・・
「国鉄全史」にはそのように書いてありました。

(ブレーキとジャンパ連結器のことが知りたくて気になってしまった機関車・・EF63のこと。その機関車の特殊な装備を理解するためには、その土地と歴史を知らなくては・・・そう思いました。)


明治24年2月、横川~軽井沢間はアプト式とすることに決定。
同年、3月軽井沢駅より着工。翌年、12月 横川~軽井沢間の工事が完了。
明治26年4月1日、高崎~直江津間が全通。

アプト式=急勾配を上る方式として、線路中央に凹凸のついたラックレールを敷設。機関車側に取り付けられた歯車とかみ合わせて登板するラック式軌道の一方式。

横川~軽井沢間旅客列車 下り78分、上がり80分 高崎~直江津間は8時間25分(乗り換え3回)
急勾配区間を蒸気機関車で越えるのは乗務員、乗客共に大変なことでした。
トンネルは26箇所・・煙の問題も・・・。速度、輸送力にも限界。

明治42年に電化されることが決まり、横川に火力発電所・・・丸山・矢ヶ崎には変電所を設置。
集電は第三軌条方式。駅構内と機関庫内は架空線を張り、ポールで集電。
明治45年に10000形電気機関車による運転を開始。
昭和8年・・・アプト式電気機関車 ED42形。

その後、輸送需要の増大に伴い、改良安が出される・・・粘着運転に切り換え決定。
昭和37年EF62、EF63の試作機を用いて試験。
昭和38年9月30日 全列車が粘着式で運転されるようになりました。

粘着・・・実は、最初の頃は「粘着運転」の意味もわからなかった私です。
粘着=車輪がレールの上で空転せずに転がりながら接している状態。エンジンやモーターなどの動力で車輪を回して走行する車両は、常に粘着を保っていないといけないのですね。ここで 「空転」「摩擦」の言葉が出てきて、鉄道車両は加速よりも減速が難しいということを知りました。


私は鉄道に対しての知識は本当に・・・ありません。いつも書きますが、長時間乗車することもできなければ、鉄道に触れることができるようになったのもここ数年です。だけど、だからこそ遠くの・・そして訪れたことがない土地でも・・・たまにしか行けない場所でも・・・鉄道のことで発見してしまうと、知りたくて・・・知ってしまうとそこからまた感動して・・・その繰り返しです。
EF63の装備ばかりに気をとられてしまった記事のようですが、本やいろんなサイトの記事や写真から私のココロの中には、ある映像が頭に浮かんできました。
それは、重連で走っているところ・・・。
下り列車の時には、EF62・客車・EF63・EF63・・・EF62で牽引してEF63で押しながら(プッシュプル・・ですよね。)峠を上り、上がり列車では 客車・EF62・EF63・EF63・・・EF63が急勾配の先頭に立って客車を守るように下っていたのですね。運転操作は大変だったのではないでしょうか・・。
すみません・・・この部分でもう、キーを打ちながら胸がいっぱいになっています。

そして、EF63が現役で走っている写真が こちらのブログの記事にありますのでご紹介させていただきます。(管理人様にご了解していただきましてリンクさせていただいております。)

EF63のことにつなげて、2回に分けて記事を書いてしまいましたがご覧になってくださった方がいらっしゃいましたら・・・本当にありがとうございました。拙い記事になりましたが、自分なりに素直に、正直に書きました。間違った記述がありましたら申し訳ありません。そして、お気付きの箇所はお知らせいただけるとありがたいです。

それから最後に・・・
今回の記事を書くことで、貴重なお写真の記事をリンクさせていただきましたことを心から感謝いたしております。本当にありがとうございました。

姿、かたち・・・それだけではなくて、その歴史を知ってそこで走っていた車両を知ると・・・写真を見ているだけでその場所に立っているような気持ちになります。

ネットのおかげでクリック一つでいろんな場所に飛べる・・・会いたかった車両に会える・・・
場所だけではなくて、タイムスリップして過去にも飛んでいける・・・


そんな気持ちになるのは私だけでしょうか・・

ブログって素敵だなって思います。

私は・・・そう思います。


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Comments 11

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line  

よく調べられましたね。いろいろ勉強になります。
現役時代には何度もお世話になった口ですから、碓氷峠が無くなると聞いた時は信じられないって感じでした。
EF63は回送の際に単機4重連なんてのもありましたよ。上る列車が多いと軽井沢に機関車が溜まってしまうので、連結して降りてくる時なんかですな。
take(旧スワロー)さんのブログで碓氷峠の特集やってるので覗いて見ると良いですよ。

2008/10/25 (Sat) 18:19 | EDIT | REPLY |   
かがやき388号  

こんばんは。

私にとっても大変勉強になりました。歴史については無知なので、下り78分、上り80分というのが意外だなぁ・・・とふと思いました。廃止間際は上り17分、下り23分程度で、下りのこの区間を通ると「本当にゆっくり上野に帰る」という印象を受けたものでした。

こちらをお借りして恐縮ですが、弊ブログにリンク集を作りました。そして、こちらのブログをリンクさせていただきたく思うのですが、いかがでしょうか。可能であれば相互リンクという形を取ってくださるとありがたいです。saraさまのご承諾を受けてからの方がいいと思い、タイミングを計っている1週間でした。

2008/10/25 (Sat) 22:29 | EDIT | REPLY |   
sara  

コメントをくださったみなさまへ・・・

お返事が遅くなってすみませんでした。m(_ _)m
1週間、頑張ってしまったので(^^;・・・昨日はちょっと疲れが出てしまって・・今、お返事を書いています。
今回の記事を書き終えたことで、パンタグラフの時・・いえ、私にとってはそれ以上に自分の中で1歩進めたような・・・そんな気持ちになりました。
これからも鉄道を通して、楽しいこと・・うれしいことも含めて、車両のしくみを調べることにつなげて記事を書いてゆきたいと思っています。
今回の記事を読んでくださったことに心からお礼を申し上げます。
ありがとうございました。m(_ _)m         

lineさま、こんにちは

コメント、ありがとうございます。
lineさまも碓氷峠を越えられたのですね。
碓氷峠を知らない私がEF63の記事を書くというのは、本当に緊張しました。
今回はできるだけきちんと書きたいという気持ちが大きくて、1週間・・本と資料をにらめっこしていました。拙い記事ですが、読んでくださって本当にありがとうございました。m(_ _)m
EF63の単機4重連・・・すごいですね。
一つのことから・・また次へとつながってゆきそうです。


かがやき388号さま、こんにちは

コメント、ありがとうございます。
私は歴史どころか・・碓氷峠もEF63のこともよく知らなくて・・・車両のしくみを知りたいというだけで書けるだろうかとかなり不安でした。だけど、自分なりに一生懸命に調べて書きました。読んでくださって本当にありがとうございました。m(_ _)m

私のブログをリンクしてくださるのですか?このようなブログでよろしいのでしょうか?
リンクしてくださったみなさまにご迷惑にならないように、これからもきちんとした記事を書いてゆきたいと思っております。ありがとうございます。(こちらでもリンクさせていただきます・・。)

2008/10/26 (Sun) 12:58 | EDIT | REPLY |   
やっぱり鉄道  

こんにちは。
碓氷峠を昔「あさま」で上り下りしたことは、以前カキコしましたが、今もう一度当時のことを思い出して見ました。
碓氷峠を昇るとき、車体が一度下がったように覚えています。
多分空気バネの空気の量を調整したのでしょうか。
峠を昇るときは、横川までよりもジョイントの振動が硬く感じました。きっとsara様の調べられた粘着の理由で空気バネの調整をしたのかな?
詳しくはわかりませんが、ただ乗り心地が横川~軽井沢間だけは落ちたのを覚えています。
しかし、日本の鉄道技術もすごいですね^^

2008/10/26 (Sun) 15:34 | EDIT | REPLY |   
sara  
やっぱり鉄道さま、こんばんは

コメント、ありがとうございます。
今回の記事・・長々と書いてしまいましたが読んでくださってありがとうございました。m(_ _)m
空気バネの空気の量の調整・・・
実際に乗車された方のお話しを聞かせていただいて勉強になりました。
みなさんからは当時の様子を教えていただいてありがたく思っております。
日本の鉄道技術の歴史は本当にすごいですよね。
機械的なことはわからない私ですが、これからも車両のことを少しずつ調べてゆきたいと思っています。

2008/10/26 (Sun) 19:51 | EDIT | REPLY |   
swallow angel  

関東に住んでる私は碓氷峠とは至近距離にいたので、大変馴染み深い場所でした。遠く九州のsaraさんが、ここまで見事に碓氷峠を調べ上げて下さり、差し出がましいようですがお礼したい気分です。
私のブログにも度々登場する碓氷峠とロクサン、時々ふと碓氷峠のロマンを書きたくなる時があるのですが、まさに同じ日に記事を書いていたんですね。
上野を出て快走してきたあさまが横川で長時間の停車、後ろ側に峠の職人ロクサンを併結して、おぎのやのみなさんがお辞儀して見送ってくれるホームをあとにする瞬間…
台車の空気バネのエアを抜いて、線路の継ぎ目の振動がもろにお尻に伝わってくる勾配区間で左手に広がる妙義山の異様な山肌…
協調運転中の電車も機関車も目一杯悲鳴を上げながら登る66.7パーミルの最難所…
朝もやに包まれた軽井沢駅に到着、すぐに切り離されて深いため息をつくロクサン…
どれもこれも思い出の風景です。もう二度と電車と機関車が奏でるメロディは聞くことが出来ないと思うと胸が詰まります。
そんな碓氷峠の風景を再現してくださったsaraさんに心からありがとうと言いたい気持です。
長文駄文、失礼致しました。

2008/10/27 (Mon) 23:45 | EDIT | REPLY |   
sara  
swallow angel さま、こんばんは

コメント、ありがとうございます。
本当は・・私はブレーキとジャンパ連結器のことを調べていて・・その時にその両方につながったのがEF63だったのです。最初はただそれだけで記事を書こうとしていた私でした。だけど、調べてゆくうちにそれだけを書いてはいけない・・歴史をきちんと知らなくては・・・その思いが強くなったのですが、その土地もEF63の現役時代も知らない私には・・・当時をご存知のみなさんに申し訳ない記事になっていると思います。
車両に対しても・・・もう少しきちんと調べて理解したかったです。だけど、これからも理解できたことは追記という形で書き足してゆきたいと思っています。

2008/10/28 (Tue) 22:14 | EDIT | REPLY |   
菊丸  
EF63の思い出

はじめまして。
EF63の検索からお邪魔しました。
私は、碓氷峠の地元に住んでおりますので、横軽のEF63にはとても思い出があります。
運転関係の方たちにも、たくさん知り合いがいた関係で、この峠の厳しさなどを、いつも聞いていました。
その中で特に印象に残っているのは、運転していて高度差の関係で、耳の違和感(急に高い所に登ったとき感じるあれです)を良く覚えるということです。高度差が550m以上もあるのですから無理もない話だと思いました。
もう廃止から11年ですか。。。
早いものです。
廃止最終日の本当の最後の機関車回送の寂しげなホイッスルを聞いて、涙ぐんだことが昨日のことのようです(録音したので、時々聞いてます)(笑)
では、失礼します。

2008/11/02 (Sun) 20:27 | EDIT | REPLY |   
sara  
菊丸さま、こんばんは

はじめまして。ご訪問、そしてコメントをありがとうございます。

碓氷峠を訪れたことがない私が、峠のこと・・そしてEF63の記事を書くことにはとても緊張しました。記事を書くにあたって、何度も調べて・・下書きしてこちらに記事を書きました。
高低差550m以上からくる耳の違和感・・峠を越えるのは本当に大変なことだったのですね。

廃止最終日の本当の最後の機関車回送のホイッスルの音を録音されたのですね。
今回、峠の歴史とEF63という機関車のことを調べながら、いくつかの写真を拝見する機会があり・・・その音を実際に聞いたことがない私ですが、寂しげなホイッスルの音が聞こえてくるような・・そのような気がしました。

いつか、いつの日かそちらを訪れたいと思っております。
コメントを残してくださいまして本当にありがとうございました。m(_ _)m
EF63の記事は、私にとって・・とても大切な記事の一つになりました。そして、私のこれからの1歩・・になりました。
ブログを続けてよかったと心から思っております。

2008/11/02 (Sun) 22:13 | EDIT | REPLY |   
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2008/11/11 (Tue) 11:38 | EDIT | REPLY |   
sara  
匿名さま、こんばんは

コメント、ありがとうございます。m(_ _)m
1)そのように書いていただいて少しだけ・・・わかりました。本当に少しだけですが・・。(^^;
2)EF63の音・・聞いてみたかったです。
電磁吸着ブレーキのこと・・そうだったのですね。ありがとうございます。

これからも調べてゆきたいと思っておりますので
お時間のあるときには覗いてくださいね。m(_ _)m

2008/11/11 (Tue) 19:07 | EDIT | REPLY |   

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